耐震性能のグレードから見分ける安心と安全を手に入れるマンション購入

好立地ならグレードは高いのか!?

かつてマンションの仕様や設備は立地やグレードと比例していて、都心の一等地ならば仕様も設備も超がつくほど豪華で、郊外ならばそこそこというのが当たり前でした。しかし、今は立地やマンションブランドだけでは判断がつかないのが実情で、耐震性能ひとつとっても、一等地だから安心というわけではなくなってきています。この耐震性能については、耐震等級に地盤の固さを加味して新築マンションの購入の際の目安にしていきましょう。

大部分のマンションは最低限のランクをクリアしている

大震災以降、マンションには防災対策が不可欠という教訓を与えてくれて、防災対策は年々進化して、本当に必要なものを十分に、加えてハード面だけでなくソフト面も大切にという局面に入っています。地震が心配な高層マンションの耐震能力は住宅性能評価の耐震等級が一つの目安となるでしょう。等級は1から3まであり数値が大きいほど倒壊しにくいことになりますが、大部分が1で、100件に1件程度が2で、3はまず出ません。なぜなら鉄筋コンクリートの高層マンションで等級3であれば、ほとんど人が生活することは困難な建物構造だからです。そのため、これから購入を検討するような新築マンションであれば、基本的に数十年に一度の大地震でも倒壊しない耐震構造になっていることが最低限の目安になります。

耐震や制振構造でも松レベルを目指せる

建物が揺れ、家具が倒れるなどの被害を防ぐために、制振ダンパーを用いた構造が近年では多くのマンションで採用されており、耐震構造よりはグレードが高いといえるでしょう。しかし、さらに大掛かりな装置を埋め込み揺れを軽減する免震構造のみが最高グレードといえるかは問題があります。そもそも建設地の地盤が強固な場合、免震構造までは必要ないのです。つまり強固な地盤の上に制振構造のマンションと免震構造のマンションは同列と考えていいでしょう。ただし、あくまで目安ですから建物の形状や構法の違いにより異なり、例えば、耐震構造でも下層部をひときわ頑丈につくる工夫がされていれば、松竹梅の松にもなれるということも把握したうえで、選んでいきましょう。

新築マンションの購入を考えているならば、各不動産会社のホームページとともに、実際に購入した人たちによる経験談が載っている口コミサイトがおすすめです。